1968年長崎県生まれ。1991年イタリアに渡りミラノの建築・デザイン事務所勤務。2002年帰国し、雲仙市にSTUDIO SHIROTANIを開設。イタリアGRANDESIGN最優秀賞、グッドデザイン賞など受賞。インテリアやプロダクトデザインの他、近年は唐津、小石原、波佐見、別府など九州の伝統工芸産地の職人たちとの共同作業に力を入れている。作品は東京国立近代美術館、長崎県美術館などに収蔵されている。2012年には雲仙市小浜温泉の過疎化が進む刈水地区の調査・研究を行い、2013年この地区にデザインショップ・喫茶「刈水庵」をオープンする。以後、刈水エコビレッジ構想と称するデザインを活用した地域デザインを続けている。
http://koseishirotani.comローカルデザインの
流儀を学ぶ。
地域の魅力を発見し、
ローカルで活躍できる
クリエイターを創出するため、
「ローカルデザインの流儀を学ぶ」
と題した講座を開催します。
日本各地ローカルで
デザイン・クリエイティブを行なっている
講師をゲストに招き、
ローカルでのクリエイティブに於ける流儀を学びます。
今、ローカルで求められるデザインは
広義な言葉へと変容しつつあります。
ローカルで求められるデザインとは何か?
一緒に学び、考え、
アクションしていきましょう。
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令和2年度開催の「奥大和クリエイティブスクール」は、奈良県が策定するビジョン(令和元年度講師の中川政七氏が提案)を受けて、4講師のみなさまが、それぞれに奥大和というフィールドに眠る資源や資産、人材などを踏まえて建て付けた「プロジェクト」を生徒のみなさまと一緒に進めていただきます。つまり「講師のみなさまと一緒にプロジェクトを進める」ことが、令和2年度の奥大和クリエイティブスクールのコンテンツとなります。令和元年度のような、講座形式の授業ではなく「プロジェクト」を講師と共に進めることが、学びとなります。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
https://note.com/okuyamato/n/na53c30fc7d56※プロジェクトベースドラーニングとは?(以下PBL)
PBLは課題解決型学習とも呼ばれ、知識の暗記のような受動的な学びではなく、生徒自身の自発性、能動性を引き出すことが役割であり、答えにたどりつくことを目指すのではなく、答えにたどりつくまでのプロセスを重んじる学習理論です。
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内容
「ローカルデザインの流儀を学ぶ」プロジェクトベースドラーニング -
対象
企業の代表者、従業員
自治体職員
企業で働くインハウスデザイナー、フリーランスデザイナー
大学生、院生
地域で起業を目指す方、地域で仕事を創りたい方 等 -
開催場所
奥大和移住定住交流センターengawa(奈良県橿原市常盤町605-5)
奥大和エリア各所、オンラインでの開催など、各回、各講師により変化 -
開催時間
各回、各講師により変化 -
受講料
50,000円(税込)※講座運営費等に充当 -
定員
20名(各講師5名程度)
※定員に達した場合はこちらで選考させていただく場合がございます。 -
開催日程
/講師-
城谷耕生 _STUDIO SHIROTANI
・第一講座 2020年11月28-29日(土日)@福岡・長崎
・第二講座 2020年12月9日(水)@奈良
・第三講座 2021年2月11日(木祝)@奈良
・オンライン補講 未定
・発表会 2021年3月19日(金)@奈良 -
入川秀人 _iRIKAWA Style & Holdings
・第一講座 2020年11月24-25日(火水)@熊野古道
・第二講座 2020年12月14日(月) @奈良
・第三講座 2021年1月18日(月) @奈良
・オンライン補講 2021年2月15日(月)
・発表会 2021年3月19日(金)@奈良 -
小板橋基希 _アカオニ
・第一講座 2020年12月4日(金)@奈良
・第二講座 2021年1月15日(金)@奈良
・第三講座 2021年2月19日(金)@奈良
・オンライン補講 未定
・発表会 2021年3月19日(金)@奈良 -
齋藤精一 _ライゾマティクス
・第一講座 2020年12月17日(木)@奈良
・第二講座 2021年1月14日(木)@奈良
・第三講座 2021年2月4日(木) @奈良
・オンライン補講 2021年2月25日(木)
・発表会 2021年3月19日(金)@奈良
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申し込み
申込みは締め切りさせていただきました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
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城谷 耕生_STUDIO SHIROTANI
from Obama, Nagasaki.
STUDIO SHIROTANI城谷 耕生【講師メッセージ】
手仕事の職人には「手の技術」ともう一つの技術が不可欠だと考えています。それは「脳の技術」です。脳の技術とはモノづくりに必要な美的、人文学的、経済的な知性を身につける事です。機能的で美しく、経済的にも成立する高いクオリティーのモノ作りが、大変美しく豊かな奥大和の木材(素材)と出会えば、きっと多くのデザイナーが「奥大和の木工家と仕事をしたい」と思う事でしょう。「世界に通用する木工職人をつくる」
【プロジェクト概要】
吉野林業の中心地である奥大和エリアは、その美しい木々に魅了され、多くの木工職人、木工作家が暮らすエリアでもあります。様々な家具や器、道具などがつくられている一方で、その流通先や、生産量など、木工職人それぞれに課題を抱えてもいます。本プロジェクトの立案者、城谷耕生氏曰く「技術はみな、一定以上にある、技術だけでなく、良いものを知っている、良いデザインを分かる、そんな職人が必要だと思う」国内外のさまざまなプロダクトのデザインに関わってきた城谷耕生氏は、吉野林業が生み出す、素晴らしい素材を生かしきる職人の育成が奥大和に必要だと本プロジェクトを企画しました。
【開催日程】
・第一講座 2020年11月28-29日(土日)@福岡・長崎
・第二講座 2020年12月9日(水)@奈良
・第三講座 2021年2月11日(木祝)@奈良
・オンライン補講 未定
・発表会 2021年3月19日(金)@奈良
【プロジェクト参加を期待する人物像】
・木工職人として自身を磨きたい人
・プロダクトデザインを通して木工職人と係わりたい人
・木工職人を目指す学生
・プロダクトデザイナーを目指す学生
【プロジェクトのゴール】
奥大和が世界に通用する木工職人がいるエリアとして認知され、木工の一大産地となる -
入川 秀人_iRIKAWA Style & Holdings
from Tokyo.
iRIKAWA Style & Holdings入川 秀人【講師メッセージ】
はじめまして、入川です。僕の本業はエリアの素晴らしいリソースを見つけ調査して、そのエリアの価値を最大限に引き出す事を生業としております。今回の熊野古道には日本人には「見えていて気付かない」素晴らしいリソースがあります。現在海外の文化人やスポーツアクティビストがその世界的価値に気づき始めています。奥大和を含む、紀伊半島全体の古道の歴史や暮らしを可視化させ世界に誇れるworld Heritage Trail エリアブランディングを一緒に進めましょう!「熊野古道を
ワールドヘリテイジトレイルへ」【プロジェクト概要】
熊野三山への参詣道として、また、奥大和を含む、紀伊半島南北の流通路として、周辺住民の生活路として、1000年以上も使われ続けてきた「熊野古道」2004年には世界遺産へ登録されました。現在の熊野古道は、たくさんの人たちの興味を集めている一方、その本当の価値を伝えきれていない場所とも言えます。熊野古道の成り立ちや、各ルートの正確な情報、重層的に残る、過去の生活の気配。「エリアブランディング」のオーソリティである入川秀人氏と共に奥大和のまだ存在していない価値を見つけ、伝え、つくることが本プロジェクトの目的です。
【開催日程】
・第一講座 2020年11月24-25日(火水)@熊野古道
・第二講座 2020年12月14日(月) @奈良
・第三講座 2021年1月18日(月) @奈良
・オンライン補講 2021年2月15日(月)
・発表会 2021年3月19日(金)@奈良
【プロジェクト参加を期待する人物像】
・「エリアブランディング」を実践している、または実践したいと思っている人
・地域の課題に取り組むことを仕事にしている企業人
・二拠点生活を模索中の人もしくは実践していて、より地域と関わりたい人
・自分の街や地域を見つめ直す新しい視座を持ちたい人
・フィールドワークのマーケティングを本気で学びたい人
【プロジェクトのゴール】
「熊野古道」ワールドヘリテイジトレイルを通して、世界の人々が、日本古来の生活様式や、道徳心、信仰心などに触れ、奥大和の見えていない価値を見出すこと商業空間プロデューサー。都市計画から業態開発、街づくりや地域振興の活動をベースに、東急沿線の駅及びその周辺の開発や六本木ヒルズの「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」、原宿のユニクロ新業態「UT STORE HARAJYUKU」の店舗プロデュース、近年では川崎市殿町キングスカイフロントの次世代体験型商業施設「The WAREHOUSE」などで評価を頂きました。今後は、これまでの実績や蓄積したノウハウ、独自のマーケティング手法等を基に、企画および開発業務から、街づくりや地域ブランディングに関する社会実験、教育・出版事業等をメインの活動にしていきたいと考えています。
http://irikawa-style.com -
小板橋 基希_アカオニ
from Yamagata.
アカオニ小板橋 基希【講師メッセージ】
このプロジェクトは、参加者であるクリエーターが現地を訪れ、面白いものを自分自身で探すことから始まります。そこで見聞きしたもののなかから、残したいものや伝えたいものを発見し、取材し、その価値について考えます。極めて私的な視点から生まれた興味を、クリエイティブの力を使って情報化し、みんなで共有できる面白い「ものがたり」として残しましょう。「集落を物語る」
【プロジェクト概要】
奥大和エリアにはいくつも集落が残り、多様な暮らしの記憶を、現代に伝えています。山の尾根に張り付くように暮らす集落、斜面地の畑にたくさんの種類の野菜を育てる集落。そこには、古からつづく生活があります。山形で地域と関わるデザイン事務所「アカオニ」を営む小板橋基希氏発案のこのプロジェクトでは、今、目の前で失われつつある集落のものがたりを「聞き書き」を通して文章やイラスト、写真などで残すことが目的です。このプロジェクトを通して、編集の視点、地域デザインの視点を身につけます。
【開催日程】
・第一講座 2020年12月4日(金)@奈良
・第二講座 2021年1月15日(金)@奈良
・第三講座 2021年2月19日(金)@奈良
・オンライン補講 未定
・発表会 2021年3月19日(金)@奈良
【プロジェクト参加を期待する人物像】
・地域と関わるエディター、ライター
・地域をフィールドにするデザイナー・イラストレーター
・地域の課題に取り組むことを仕事にしている企業人
・エディター、ライターを目指す学生 ・デザイナーを目指す学生
【プロジェクトのゴール】
奥大和固有の「ものがたり」が継続的にアーカイブされ、新たな奥大和の暮らしの手本となるアートディレクター・デザイナー/株式会社アカオニ代表取締役。1975年群馬県生まれ。東北芸術工科大学卒業。大学入学とともに山形に移住。東北の「自然・暮らし・遊び・食べ物」に魅せられ卒業後も山形に定住し、2004年にアカオニを立上げる。以来、グラフィックデザインからWeb、写真、コピーワークなどのクリエイティブを駆使するデザインチームとなり、全国津々浦々に点在するクライアントの様々な要望に応えている。現在も山形市にて「アカるく すなオニ」営業中。
https://akaoni.org -
齋藤 精一_ライゾマティクス
from Tokyo.
ライゾマティクス齋藤 精一【講師メッセージ】
様々な地域や場所でイベントを創ってきた私にとって、奥大和は宝の山でした。MindTrailでもそれを実感しました。同時に、観光に対する課題も見えてきました。観光はどの様なかたちになるべきなのか?パンデミック後の観光の姿は?皆さんと一緒に「ちょうどいい観光」をコンテンツの視点から考えていきたいと思います。「ちょうどよい
観光コンテンツを創る」【プロジェクト概要】
奥大和には自然、文化、歴史、文脈など観光に必要なコンテクストを既に多く持っている。しかし季節によって集客のばらつきが他の観光地と同じくるのも事実。今までは年間を平均してプラスであれば良かったが、今回のパンデミックの様な観光産業が繁忙期に集客できないなどの問題も今後全国で起こる可能性はあり、新しい観光の形を探る必要があると考えた。「ちょうどよい観光コンテンツ」は常時人をひきつけ、変わることのないベースで集客できるコンテンツを見つけるということで、多くもなく、少なくもないちょうどよい観光のかたちをみつけたい。奥大和の事例を創り今後全国でも適応できる強さのアイディアが生まれることを期待する。
【開催日程】
・第一講座 2020年12月17日(木)@奈良
・第二講座 2021年1月14日(木)@奈良
・第三講座 2021年2月4日(木) @奈良
・オンライン補講 2021年2月25日(木)
・発表会 2021年3月19日(金)@奈良
【プロジェクト参加を期待する人物像】
・観光に興味がある人/観光産業の人
・行政の人/行政と一緒に仕事をしている人
・コンテンツを作ってみたい人
・データなどの分析からアクションを起こしたい人/興味のある人
・仕組みのデザインに興味がある人
【プロジェクトのゴール】
奥大和を新しい国と見たときにちょうどよい観光コンテンツのかたちを創り、そのノウハウを全国の観光地でも使えるレシピとして公開したい。1975年神奈川生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からNYで活動を開始。その後ArnellGroupにてクリエイティブとして活動し、2003年の越後妻有トリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。その後フリーランスのクリエイティブとして活躍後、2006年にライゾマティクスを設立。現在、株式会社ライゾマティクス代表取締役、京都精華大学デザイン学科非常勤講師。2013年D&AD Digital Design部門審査員、2014年カンヌ国際広告賞Branded Content and Entertainment部門審査員。2015年ミラノエキスポ日本館シアターコンテンツディレクター、六本木アートナイト2015にてメディアアートディレクター。グッドデザイン賞2015-2017審査員。2018年グッドデザイン賞審査委員副委員長。2020年ドバイ万博日本館クリエイティブアドバイザー。
https://rhizomatiks.com